布団に入ったのに、眠れない。
体はもうくたくたなのに、頭だけが止まらない。今日の会議での自分の発言、明日の締め切り、なんとなく引っかかった上司のひとこと。気づけば時間ばかりが過ぎていて、余計に焦ってしまう。
30代の会社員にとって、「疲れているのに眠れない夜」は、そう珍しいことではないと思います。私も、そのひとりでした。
眠れない夜を「意志の力でなんとかしよう」と思っていたころは、うまくいきませんでした。変わったのは、眠れる状態を仕組みとして用意するようにしてからです。
この記事では、私が続けている「眠る準備」を3つ紹介します。
どれも特別なことではなく、今夜から始められる小さなことです。
眠れない夜は、頭がまだ「仕事モード」のまま
疲れているのに眠れない理由のひとつは、頭がまだ「仕事モード」のままだからではないか、と私は考えています。
仕事中は、ずっと気を張った状態が続きます。帰ってからもスマホを触ったり、その日の反省をしたりしていると、頭はなかなか切り替わりません。
布団に入ってから「早く寝なきゃ」と思うほど、かえって目がさえてしまう。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。眠ることは、頑張ってどうにかできるものではないのだと思います。
だから私は、「眠ろうと頑張る」より、「眠れる状態を先に用意しておく」ほうを大事にしています。

私が続けている「眠る準備」3つ
全部そろえなくて大丈夫です。私も、毎晩きちんとできているわけではありません。気になったものから試してみてください。
どれも「これをすれば眠れる」というものではありません。眠りに向かうための、自分なりの合図のようなものだと考えています。
① 目元を温めて、ひと息つく
最初に紹介したいのが、目元を温めることです。
私は、目元がじんわり温かいと、それだけで緊張が少しずつほどけていく感じがします。布団の中でつけたまま眠れるので、「これから眠る」という合図として取り入れやすいところも気に入っています。
1日の終わりに、自分をいたわる小さな時間にもなっています。
はじめて試すなら、手軽な使い捨てタイプがあります。開けるとすぐ温まるので、準備に手間がかかりません。
② 毎晩使うなら、充電式に切り替える
毎晩使うようになったら、くり返し使える充電式のホットアイマスクという選択肢もあります。
毎晩使うものだからこそ、つけ心地や温度を自分の好みに合わせられるものを選びたい、と私は考えています。
私が実際に使っているのは、nerugooというブランドのものです。雑誌MONOQLOの「2024年ベストバイ」ヘルスケア部門に選ばれていて、温度を3段階で調節できます。
つけ心地がやわらかく、気づいたら眠っていた、ということが何度もありました。
③ スマホを置いて「何もしない10分」をつくる
3つ目は、道具ではなく習慣の話です。
寝る前のスマホは眠りのじゃまになりやすい、とよく言われます。わかっていても、なかなかやめられません。
そこで私がやっているのは、「スマホをやめる」ではなく、「何もしない時間を先に確保する」という考え方です。
布団に入ったら、まずホットアイマスクをつける。スマホは手の届かない場所に置く。あとは何もせず、ただ目を閉じる。
最初は、10分が長く感じるかもしれません。それでも慣れてくると、そのまま眠ってしまう日もあります。
10分という長さに、特別な決まりはありません。5分でも、目を閉じて何もしない時間があれば十分だと思います。
| 準備 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 目元を温める | 使い捨てタイプを布団の中でつける | 「これから眠る」の合図にする |
| 充電式に切り替える | 毎晩使うなら、くり返し使えるタイプに | 温度を3段階で選べる |
| 何もしない10分 | スマホを手の届かない場所に置き、目を閉じる | 「やめる」より「先に確保する」 |
「眠れる準備」が整うと、夜の過ごし方が変わる
冒頭でも書いたように、眠れない夜を意志の力でなんとかしようとしていたころは、うまくいきませんでした。
でも、眠れる環境と状態を仕組みとして用意するようにしてから、夜の過ごし方が変わりました。
ホットアイマスク1枚からでも十分です。「今夜は準備をした」という安心感があるだけでも、少し気持ちが落ち着くと私は感じています。
眠れない夜があっても、自分を責めなくて大丈夫です。準備をしたこと自体に意味があると、私は思っています。
よくある質問
Q1. ホットアイマスクは、使い捨てと充電式のどちらがいいですか?
まず試してみたいなら、手軽な使い捨てタイプから始める方法があります。毎晩使うようになって「続けたい」と思えたら、くり返し使える充電式を考えてみてもいいと思います。自分に合うかどうかを確かめてから選ぶのが、無理のない順番だと私は考えています。
Q2. 「何もしない10分」のあいだ、考えごとが止まりません。
考えごとが浮かぶのは、自然なことだと思います。無理に止めようとせず、浮かんできたら「また考えているな」と気づくくらいで大丈夫です。気になることが多い夜は、布団に入る前に紙に書き出しておく方法もあります。
Q3. 眠れない日が、何日も続いています。
眠れないことそのものが不安になって、さらに眠れなくなることもあると思います。眠れない日が続くときは、つらさをひとりで抱えずに、医療機関や専門家に相談してください。ここで紹介した準備は、夜を穏やかに過ごすための小さな工夫で、治療の代わりになるものではありません。
まとめ:眠ろうと頑張るより、眠れる準備を
眠れない夜を、意志の力だけでどうにかしようとしなくて大丈夫です。眠れる準備のほうを、少しずつ整えていく。私は、そのくらいの気持ちでいいと思っています。
疲れているのに眠れない夜に、私が続けている準備をまとめます。
- 目元を温めて、ひと息つく(はじめは使い捨てタイプで十分)
- 毎晩使うなら、充電式に切り替える(温度を3段階で選べる)
- スマホを置いて「何もしない10分」をつくる(やめるより、先に確保する)
全部そろえなくても大丈夫です。できそうなものをひとつ、今夜から試してみてください。
今夜のあなたに、少しでも穏やかな余白が生まれますように。


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