【30代会社員】2027年の手帳は「余白を書き込めるか」で選ぶ

【30代会社員】2027年の手帳は「余白を書き込めるか」で選ぶ 働き方・キャリア

「スケジュールは詰まっているのに、なぜか充実感がない。」

手帳やカレンダーを開くたびに、そう感じることはありませんか。

少し前の私は、まさにこの状態でした。カレンダーは予定で埋まっていて、次から次へと仕事をこなしていく。それなのに、毎日に「ゆとり」のようなものを感じられませんでした。

そこで試してみたのが、スケジュールに、あえて「予定を入れない時間」をつくることです。そのときの話は、「【30代会社員】“予定を入れない時間”をスケジュールに作ってみた話」に書きました。

そろそろ、来年の手帳を選ぶ時期です。

来年の手帳を選ぶなら、私は「予定をどれだけ書けるか」より、「余白を書き込めるか」で見てみたいと思っています。

この記事では、手帳で余白をつくる考え方と、私がスケジュールでやってみた3つのことを手帳の上でどう書くか、余白を書き込みやすい手帳のタイプの違い、楽天で買える2027年版の手帳4冊を順に書いていきます。全部読まなくても大丈夫です。気になったところだけ、読んでもらえたらうれしいです。

予定は詰まっているのに、充実感がないとき

会社員として働いていると、手帳やカレンダーを「すき間なく埋める」ことが正解のように思えてきます。

でも、予定がすき間なく埋まっていると、こんなことが起きやすいと私は感じています。

  • 思いがけないトラブルに対応する余裕がなくなる
  • 「次は何をするか」を考え続けて、頭が休まらない
  • じっくり考えたり、アイデアを出したりする時間がなくなる
  • 振り返りができないまま、また次の日を迎える

忙しいのに、前に進んでいる感じがしない。その理由のひとつは、ここにあるのではないかと思っています。

予定が埋まっていると、それだけで充実しているような気がしてしまいます。けれど、埋まっていることと、充実していることは、同じではないのかもしれません。

なぜ「手帳」で余白をつくるのか

手帳を、予定を書くだけの道具にしない

手帳というと、会議や締め切り、約束を書き込むためのもの、というイメージがあると思います。

もちろん、それも大事な役割です。ただ、予定だけを書く道具にしてしまうと、手帳を開くたびに「やらなければいけないこと」ばかりが目に入ります。

私にとっての余白は、「何もしないことで、次の何かが生まれる時間」です。サボる時間ではなく、次に動くための準備をして、頭の中を整理する時間だと考えています。

その時間を、予定と同じページに書いておく。そうすると、手帳を開いたときに「この日には余白がある」と分かります。手帳が、予定を管理するだけでなく、余白を守る道具にもなると思っています。

予定より先に、余白を予約する

余白は、待っていても、なかなかやってきません。

「仕事や予定を全部終えたら、残った時間で休もう」と考えていると、休む時間はいつも後回しになります。「【30代会社員】休んでも回復しない“見えない疲れ”と3つの対処法」でも、休む時間を先にカレンダーに入れておく話を書きました。

「【30代会社員】心の余白の作り方5つ|忙しい毎日に試していること」では、週に1コマ、何もしない時間をカレンダーに入れる方法を書いています。たとえば「この日の午後2時から4時は何もしない」と決めて、ほかの予定を入れないようにする、というやり方です。

来年の手帳でも、考え方は同じです。予定を書き込む前に、まず余白の時間を書いておく。予定として書いておくと、ほかの予定と同じように扱いやすくなる、と私は感じています。

新しい手帳を開いて、最初に書くのが会議ではなく余白。そんな始め方も、悪くないと思っています。

手で書くと、ゆっくりになる

予定の管理は、スマホのカレンダーでもできます。私が「予定を入れない時間」をつくったときも、書き込んでいたのはカレンダーでした。

それでも紙の手帳の話をしたいのは、手で書くと、動きがゆっくりになるからです。以前、夜に紙とペンで書く話をしたときにも、その「ゆっくり」が切り替えにちょうどいい、と書きました。

余白の時間を、自分の手で書き込む。そのこと自体が、少し立ち止まるきっかけになるのではないか、と思っています。

朝の過ごし方の記事にも書きましたが、私の朝の余白は、温かい飲み物を用意して、窓の外をぼんやり眺めて、手帳に「今日のひとこと」を書く、それくらいのものです。正直に言うと、毎朝できているわけではありません。

手帳に余白を書き込む3つの方法

ここからは、私がスケジュールでやってみた3つのことを、手帳の上でどう書くかに置き換えてみます。やったことは、とてもシンプルです。

手帳に余白を書き込む3つの方法(30分・15分・週1回の振り返り)
予定より先に、手帳に余白を書く

1. 1日のどこかに「30分の何もしない時間」を書く

1つ目は、毎日、カレンダーに「余白」として30分を入れることです。この時間に決めているのは、次の3つです。

  • 会議を入れない
  • 仕事を進めない
  • SNSも見ない

散歩をしてもいいし、コーヒーをゆっくり飲んでもいい。ただ、「目的のない時間」を意識してつくるようにしています。

手帳に書くなら、時間の目盛りがあるページで、30分の枠を先に囲んでおく方法があります。目盛りがないページなら、日付の横に「余白 30分」と書いておくだけでも、目印になると思います。

正直に書くと、私も毎日きっちり30分を守れているわけではありません。それでも、空いた時間を待つのではなく、先に書いておくことを大事にしています。

2. 会議と会議のあいだに「15分のすき間」を残す

2つ目は、会議と会議のあいだに、15分の「整理の時間」をとることです。会議が終わったら、すぐ次の会議。こういう詰め込み方をやめてみました。

この15分でしているのは、次のようなことです。

  • 会議の内容をメモにまとめる
  • 次にやることを整理する
  • 深呼吸して、気持ちを切り替える

手帳に書くなら、会議の予定を書き込むときに、終わりの時刻のあとを15分ぶん空けておきます。時間の目盛りがある手帳だと、このすき間が目に見える空白として残るので、詰め込みすぎに気づきやすいと思います。

この15分があるだけで、次の仕事に入るときの気持ちがずいぶん違う。私はそう感じています。

3. 週に1回の「30分の振り返り」を書く場所を決める

3つ目は、週の終わりに、30分の振り返りの時間を入れることです。やることは、次の3つだけです。

  • 今週やったことを書き出す(5分)
  • うまくいったこと、うまくいかなかったことを振り返る(10分)
  • 来週の「最優先のこと」を3つ決める(15分)

手帳に書くなら、振り返りを書く場所を先に決めておくと、迷わずに済みます。週のページの横にあるメモ欄や、巻末のメモページなど、毎週同じ場所に書くようにする方法があります。

私にとっては、この振り返りがいちばん大きかったように思います。「充実感のない忙しさ」が、「少しずつ前に進んでいる実感のある忙しさ」に変わっていくきっかけになりました。

続けてみて感じた変化

しばらく続けてみて、私が感じた変化は3つあります。

  • ひとつひとつの仕事を、丁寧に進められるようになった
  • 余白の時間にぼんやりしていると、ふとアイデアが浮かぶことが増えた
  • 1日の終わりに「やれた」と思える日が、少しずつ増えてきた

仕事の内容や職場によって、できることは違うと思います。

余白を書き込みやすい手帳のタイプ

手帳には、ページのつくりによっていくつかのタイプがあります。ここでは「余白を書き込みやすいか」という目で、よく見かける4つのタイプを比べてみます。

週間バーチカル

見開きで1週間を見るタイプで、曜日ごとに縦に時間の目盛りが並んでいます。予定を時間の長さで書けるので、30分の余白や15分のすき間を、目盛りの上に枠として書き込めます。

週間レフト

左のページに1週間の予定、右のページにメモを書くタイプです。予定の欄がコンパクトなぶん、右のメモ欄を、週の振り返りを書く場所にできます。

1日1ページ

1日に1ページを使えるタイプです。その日の余白の時間と、そこで感じたことを、同じページに書けます。そのぶん、週間タイプより1冊が厚く、重くなりやすいところがあります。

マンスリー中心

月間カレンダーに、メモのページを組み合わせたタイプです。細かい予定はスマホで管理していて、手帳には月の見通しと振り返りを書きたい、という使い方に合うと思います。月間のページに「余白の日」を先に入れておく方法もあります。

タイプページのつくり余白の書き込み方こんな人に向いている
週間バーチカル見開き1週間。曜日ごとに縦の時間目盛り30分の余白や15分のすき間を、枠で囲んで先に書く会議が多く、1日の予定が時間で動く人
週間レフト左に1週間の予定、右にメモ右のメモ欄を、週1回の振り返りの場所にする予定はそれほど多くなく、1週間を見渡して振り返りたい人
1日1ページ1日に1ページその日の余白と、感じたことを同じページに書く予定も日記もメモも、1冊にまとめたい人
マンスリー中心月間カレンダー+メモページ月の予定に「余白の日」を入れ、メモページで振り返る細かい予定はスマホで、手帳は見通しと振り返りに使いたい人

どれが正解、ということはないと思います。迷ったら、「いま、いちばん余白が足りないのはどこか」で考えてみる方法もあります。1日の中なのか、1週間の終わりなのか、1か月の見通しなのか。

楽天で買える2027年版の手帳4冊

ここからは、4つのタイプから1冊ずつ、楽天で買える2027年版の手帳を紹介します。

どれも、余白を書き込みやすいつくりのものを選びました。内容は、販売ページとメーカーの公式サイトに書かれていることをもとにまとめています。価格は2026年10月15日時点のものです。

週間バーチカル|NOLTY 能率手帳ワイド

日本能率協会マネジメントセンターの「NOLTY(ノルティ)」の、週間バーチカルタイプの手帳です。販売ページによると、月間ページは見開き1か月のブロックタイプ、週間ページは見開き1週間で、月曜〜金曜を中心に時間軸を配置したつくりです。

時間の目盛りは6時から22時まで。朝の30分や、夜の振り返りの30分も、同じ目盛りの上に書き込めます。

大きさは162×94×12mm、重さは128g。縦長のスリムサイズで、横幅には書き込みやすい余裕があるとされています。月曜始まりで、月間ページは2026年12月から、週間ページは2026年12月1日が入る週から始まります。

会議が多くて、1日の予定が時間で動く方に向いていると思います。

NOLTY 能率手帳ワイド 2027年1月始まり

NOLTY 能率手帳ワイド 2027年1月始まり(スリム・週間バーチカル・ネイビーブルー)

「手帳とノートのNOLTY」の商品です。月間ブロック+週間バーチカルで、時間の目盛りは6時〜22時。162×94×12mm、128gです。

週間レフト|ほぼ日手帳2027 weeks

ほぼ日手帳の、週間タイプの手帳です。販売ページには、長財布と同じくらいの大きさで、厚みを抑えたスリム縦長サイズと書かれています。鞄やスーツのポケットにも入る大きさです。

基本のページは「週間予定+メモ」。左のページに1週間の予定、右のページにその週のメモを書く、週間レフトタイプです。巻末には方眼ノートのページがたっぷり入っていて、カバーをつけずにそのまま使えます。

右のメモ欄を、週に1回の振り返りの場所にする使い方が合いそうです。

大きさと重さは表紙によって少し違い、ホワイトラインの日本語版で186×95×11mm、約133g。1月はじまりです。表紙のデザインがいくつかあり、日本語版(クリアカバーなし)は2,860円〜3,520円でした。

ほぼ日手帳2027 weeks

ほぼ日手帳2027 weeks[スリム縦長]1月はじまり(ホワイトライン・スムースほか)

ほぼ日公式楽天市場店の商品です。左に1週間の予定、右にメモを書く週間レフトで、カバーなしで使えます。

1日1ページ|ほぼ日手帳2027 HON[A6サイズ]

カバーと手帳本体が一体になった、ほぼ日手帳です。販売ページによると、カバーなしでそのまま使える「本」のような手帳で、軽くしなるハードカバーとされています。

ほぼ日手帳の公式サイトによると、中身のフォーマットは1日1ページの「オリジナル」と同じです。1日のページには24時間の時間軸があり、1時間ごとに点、30分ごとに線が入っています。方眼は3.7ミリです。

30分ごとの線があるので、30分の余白を書き込みやすく、その日に感じたことも同じページに残せます。

A6サイズ(文庫本と同じ大きさ)で、156×110×16mm、約202g。糸かがり製本で、手で押さえなくても180度開くつくりです。1月はじまり・月曜はじまりのみで、日本語版のA6は表紙によって3,300円〜3,520円(クリアカバーなし)でした。同じページで、A5サイズも選べます。

1日1ページなので、週間タイプのweeks(約133g)と比べると重さがあります。予定も日記もメモも1冊にまとめたい方に向いていると思います。

ほぼ日手帳2027 HON

ほぼ日手帳2027 HON[A6サイズ][A5サイズ]1日1ページ/1月/月曜はじまり

ほぼ日公式楽天市場店の商品です。カバーなしで使える1日1ページの手帳で、サイズ・言語・表紙をこのページで選びます。

マンスリー中心|MDノートダイアリー 2027年版 A5

ミドリ(デザインフィル)の「MDノート」をもとにつくられたダイアリーです。販売ページによると、月間ブロックのスケジュールに、8分割の横罫メモと無罫メモを組み合わせた構成で、余白を広くとったシンプルなフォーマットが特徴とされています。

中身は、年間カレンダー2ページ、月間スケジュール28ページ(2026年12月〜2028年1月)、8分割メモ113ページ、無罫メモ32ページの、合わせて175ページ。8分割メモは、見開き1週間のスケジュールとしても使えると書かれています。

月間のページに「余白の日」を先に入れて、メモのページを週の振り返りに使う、という使い方が合いそうです。

大きさはA5(210×148×10mm)、重さは約268g。12月始まりで、糸かがり綴じ、しおりひも付きです。紙には、にじみや裏抜けがしにくいとされるMD用紙が使われています。価格は1,430円でした。

4冊の中ではいちばん大きく、重さもあります。持ち歩くより、家や職場の机に置いて使いたい方に向いていると思います。

MDノートダイアリー 2027年版 A5

MDノートダイアリー 2027年版 A5(月間ブロック+8分割横罫メモ+無罫メモ)

倉敷文具RUKARUKAの商品です。デザインフィル(ミドリ)の手帳で、12月始まり。175ページ、約268gです。

4冊の早見表

手帳タイプ大きさ・重さ使い始め価格こんな人に向いている
NOLTY 能率手帳ワイド週間バーチカル162×94×12mm・128g2026年12月1,342円会議が多く、1日の予定が時間で動く人
ほぼ日手帳2027 weeks週間レフト186×95×11mm・約133g(ホワイトライン)2027年1月2,860円〜持ち歩きやすさと、週の振り返りの両方がほしい人
ほぼ日手帳2027 HON[A6]1日1ページ156×110×16mm・約202g2027年1月3,300円〜余白の時間と、その日に感じたことを1冊に残したい人
MDノートダイアリー A5マンスリー中心210×148×10mm・約268g2026年12月1,430円机に置いて、月の見通しと振り返りをゆったり書きたい人

価格は2026年10月15日時点、楽天の販売ページの表示です。どれにするか迷ったら、「こんな人に向いている」の列から、いまの自分に近いものを1冊だけ選んでみてください。

よくある質問

Q1. どのタイプを選べばいいか、迷ってしまいます。

私は、「いちばん余白が足りないところ」で選ぶ方法がいいと思っています。1日の中に余白がないなら、時間の目盛りがある週間バーチカルや1日1ページ。週の終わりに振り返る時間がないなら、週間レフトやマンスリー中心。そう考えると、しぼりやすいかもしれません。どのタイプでも、余白は書き込めます。

Q2. 手帳に「何もしない時間」と書くと、職場で見られたときに気になります。

私は、この時間を「頭を整理する時間」だと考えています。会議のメモをまとめたり、次にやることを整理したりする時間でもあります。気になる場合は、手帳には「整理の時間」と書いたり、自分だけが分かる印をつけたりする方法もあります。

Q3. 値段や届く時期、いつから使い始められるかが気になります。

この記事を書いた時点(2026年10月15日)では、紹介した4冊の価格は1,342円〜3,520円でした。ほぼ日手帳は、表紙やサイズ、クリアカバーの有無で価格が変わります。NOLTY 能率手帳ワイドとMDノートダイアリーは2026年12月から、ほぼ日手帳のweeksとHONは2027年1月から使えるつくりです。価格や在庫、送料、届く日は変わることがあるので、購入する前に商品ページで確かめてください。

まとめ:来年の手帳は、余白から書きはじめる

来年の手帳を「余白を書き込めるか」で選ぶ、という話を書いてきました。手帳に余白を書き込む方法は、この3つです。

  • 1日のどこかに、30分の「何もしない時間」を書く
  • 会議と会議のあいだに、15分のすき間を残す
  • 週に1回、30分の振り返りを書く場所を決める

全部やらなくて大丈夫です。私も、毎日きっちり30分を守れているわけではありません。うまくいかない日があっても、また次の日に戻ればいいと思っています。

まず1冊選ぶなら、会議が多い方は、時間の目盛りに30分の枠を書き込める「NOLTY 能率手帳ワイド」から見てみるのもいいと思います。今回の4冊の中ではいちばん手に取りやすい価格で、2026年12月から使い始められます。

そして新しい手帳を開いたら、予定より先に、来週のどこかに30分の余白をひとつだけ書いてみる。そのくらいの軽さで、試してもらえたらうれしいです。

今日のあなたに、少しでも余白が生まれますように。

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